ゴルフも一生懸命 ウェッジ活用とバンカー脱出編

ゴルフ上達法

 こんにちは!建設オヤジ、こと、タカゾーです。私のプロフィール等は以下のリンクでご紹介しています。ご興味のある方は是非、ご覧ください。

 ゴルフを始めた年齢は比較的遅く、期間で言うとゴルフ歴8年ですが、コロナ渦で全く行けない期間が2年ほどあったので、正確にはゴルフ歴6年ほどです。ある時、半ば強制的に始めることになり、いざ、初めてみれば、見る見るうちにのめり込んで行きました。スコアはまだまだですが、その分、研究熱心だと思いますので、少し遅めに始めた方初級者の方には参考になることがあるかも知れません。ポイントを整理してみますので、参考になればうれしいです。

 年末、12月21日に山梨県笛吹市境川町にある境川カントリー倶楽部に遠征してきました。境川カントリー倶楽部は青木功プロ監修の、山梨の豊かな自然に囲まれた、広くフラットで、かつ戦略性に富むコースで、その立地から雨が少ないコースでもあるようです。高台に位置しているので、ラウンド中は常に景色が絶景で、八ケ岳や南アルプス、秩父連峰などの素晴らしい眺めの中で爽快なプレーが楽しめました。聞くと、4月中旬には桃と李の花が眼下に広がる李桃の里だそうで、花が一面に咲いてそれは本当に綺麗なのだそうです。次回は絶対に4月に来よう!と固く心に誓いました。

 今回のテーマはウェッジ活用バンカーショットです。パターは最近、自宅でも練習しているので、段々と良い感じになりつつありますが、スコアが97と全く伸びませんでした。なぜなんだろう、と振り返ってみましたが、原因はバンカーショットと冬の時期特有の難しさにあると感じ、ウェッジの活用方法について一度考え直そう、と思い、今回整理してみることにしました。

パター編も整理していますので、興味がある方は以下からどうぞ。

 今回のラウンドの反省点として、バンカーからなかなか出ずに3回叩いたことがあったほか、冬季特有の事象としてフェアウェイ凍結や薄い芝によりアプローチがトップしてグリーンオーバー、なんて言うのが数回ありました。私は距離の近いアプロ―チについては、その距離に応じてウェッジの50°か56°を使い分けていますが、バンカーショットを含めてウェッジの使い方を一度整理することが重要だと考えました。

バンカーショットのポイントを紹介します

 グリーン周りで悩まされることが多いバンカーショット。テレビで見ているとプロゴルファーは本当に上手ですよね。プロにとってはバンカーからピンに寄せる方が簡単だ、という話も良く聞きます。バンカーが苦手というゴルファーは多いと思いますが、バンカーからボールが飛び出すメカニズムを理解していない場合が意外に多いと思います。メカニズムを理解し、コツをマスターできれば難なくグリーンにナイスオンできそうです。プロのように!とは行かずとも、ラウンドのストレスにならない程度には比較的容易に行けるかと思います。今回はバンカーショットでボールが出るメカニズムからショット時のポイントを整理しますね。 

エクスプロージョンショットについて】

 バンカーショットでは、ボールを砂ごと飛ばすこと、すなわちエクスプロージョン(explosion)ショットが必要になります。エクスプロージョンの和訳は爆発、破壊等になります。意味を聞くと強く打って砂を爆発、と考えそうですが、これは間違い。バンカーからボールを出すためにはボールを直接打つのではなく、砂を薄く、2㎝ほど削ぎながらその砂の上にボールを乗せて打ち出すイメージになります。その結果、砂が爆発しているように見えるのです。あくまで結果としての爆発、なのです。

 バンカーショットが他のショットと違って「ボールを直接打たない」理由は、柔らかい砂の上のボールを直接打つことが非常に難しいからです。芝からのショットならインパクト時に多少ダフっても、ヘッドが芝の上で滑ってくれてある程度ボールは飛んでくれます。ところが、砂の上だと芝から打つより地面がはるかに柔らかいため抵抗が大きく、少しでもダフると全くボールが飛ばなくなってしまいます。さらにグリーン周りではバンカー内よりもグリーン面の方が高い場合が多いのでボールの高さも必要になります。そこで考えられたのが、ボール周りの砂ごと飛ばす「エクスプロージョンショット」です。クリーンに打つと計算が難しくなってしまうので、計算できるように最初からわざとダフらせて打つことで、短い距離を安定して飛ばせるようになり、なおかつ高さも出しやすいのです。

まずはウェッジの原理を知りましょう

バウンスについて】 

 エクスプロージョンショットを成功させるためにはクラブのバウンスが重要になります。バウンスとはグラブのソール(地面と接する底面部分)が張り出した部分のことです。シャフトを垂直にした時にリーディングエッジ(フェース下部の刃の部分)からソールが張り出した量を定量的に示すのがバウンス角になります。

【バウンスのメリットと役割】

 バウンスは地面に潜って行こうとするヘッドに対し、張り出したソール部分が抵抗することで、ヘッドの進む方向を下方向ではなく、前方向へと変えてくれる効果があります。バンカーではヘッドが砂に潜り過ぎることを防止してくれるので、砂を薄く取ることが出来て、砂と一緒にボールを飛ばすことが出来るのです。

 バンカーはゴルフコースのあらゆる場所の中で、最も地面が柔らかいライコンディションです。バウンスが小さいウェッジではヘッドが深く潜ってしまい、ヘッドをボールに届かせることが難しくなります。ボールにインパクトパワーを伝えられないので、当然バンカーからの脱出は難しくなります。バウンスが大きければ、上から鋭角に打ち込んでもヘッドは下に潜ることなく目標方向へと進んでいきます。ヘッドがしっかりとボールまで届いてくれるため、バンカーから脱出することが容易になるのです。バンカーではボール手前にヘッドを落としていけ!とよく言われますが、大きなバウンスがついているので手前にヘッドを落としても大丈夫ですよ!ということなのです。

 バウンスの役目は芝でも同様で、柔らかい地面では特に大切な機能となります。バウンスにより地面にリーディングエッジが刺さりにくくなりますので、少々ダフっても地面に当たったときに芝の上で滑ってくれて、ダフりのミスやヘッドが地面につきささるザックリが少なくなります。

【バウンス角の大小】

 バウンスはソール後部が地面方向に張り出すように角度がつけられており、この角度が大きいほどバウンス角が大きいハイバウンス(一般的に12度~16度くらい)、角度が小さくフラットに近いほどバウンス角が小さいローバウンス(一般的に0度~8度くらい)と呼ばれます。バウンスがあるのはウェッジだけではありません。バウンスはロングアイアンほど小さく、ショートアイアンほど大きくなります。ロングアイアンのバウンスはマイナスになっているメーカーもあります。

 バウンスはヘッドが地面に当たった瞬間にフェースの向きをある程度修正してくれる役割がありますが、地面に対してフラッ卜に人れる場合は、バウンスが大きいとボールの手前でバウンスが地面に当たってクラブが跳ねてしまうので、逆にバウンスが邪魔になってしまいます。よって、比較的鋭角な軌道になるショートアイアンではバウンスが大きく、ロングアイアンになるにつれてバウンスが小さくなるのです。鋭角に打ち込んで打つタイプの人はバウンスが大きめのほうが良いですし、クラブを払うようにボールを拾って打つ人はバウンスの影響を受けにくい小さめのバウンスを好む傾向があります。

【バウンスのデメリット】

 ライが柔らかい場面で効果を発揮するバウンスですが、逆にバウンスが邪魔をする場面もあります。砂が入ってない固いバンカー雨天時等で砂が固く締まったバンカー冬季で芝が薄かったり凍結しているフェアウェイなどです。この状況でバウンスが大きくソールが厚いクラブを使用した場合、固い地面にソールが跳ね返されてしまい、その結果としてトップしてしまいます。このような状況では、ボールだけをキレイに拾って打つ方法もありますが、ショットの難易度が格段に上がってしまいます。こういう状況ではローバウンスのクラブで思い切って上から打ち込んで行きましょう。地面が硬いのでヘッドが地中深くに潜っていかない状況であり、リーディングエッジから入れても地面に刺さることなくヘッドは抜けて行きます。すなわち、硬い地面=地面にバウンス効果が備わった状況なのです。逆に言うと、バンカー等の地面が柔らかい状況ではクラブ側にバウンス効果を持たせなければならないため、バンカーなどで使用するウェッジには特別なバウンス角が付けられているのです。

バウンスを有効に使うために

 バウンスを有効に使うためには、①フェースを開いて打つこと②クラブのソールから接地させること、が重要になります。

 クラブはフェースを開くと自然とバウンスが張り出てくるので、より有効にバウンスを使えるようになります。フェースを開いてそのままクラブを振ると右方向に飛んでしまいます。これを防ぐため、スタンスはオープンスタンス気味にし、目標より左方向に振り抜くようにします。目標方向に対してはオープンスタンスに見えますが、振り抜く方向に対してはあくまでスクェアに構えると考えてください。

 また、普段よりボールを左足よりに置くことで、クラブのソールから接地させることが容易になります。バンカーではバウンスを使って手前からダフらせるように打つので、ヘッド先端のリーディングエッジではなく、下側のバウンスから接地した方が良いのです。ボールが右側にあるほどエッジから接地しやすくなりますが、左足よりにボールがあればいつも通り振ったとしても自然とボールの手前を打ちやすくなるので、バウンスを有効に使えるのです。また、アイアンショットでは構える時はハンドファーストが基本ですが、バンカーショットの時だけはハンドレイトで構えてみましょう。自然とソールから接地しやすくなります。 

バンカーショットの打ち方を整理

 コース内のバンカーではフェアウェイやラフと違ってソールを地面に付けて打つことが出来ません。クラブを浮かせて持つ、それが他の状況と違うため、ミスを誘発してしまいます。クラブを浮かせると腕に余分な力が入ってしまい、ボールを直接打ってしまったり、逆に砂をとりすぎてバンカーから脱出できなかったりしてしまいます。


 バンカーショットを成功させるために、以下の手順を意識すれば良いと思います。

【①】まずはアドレス作りです。目標方向にクラブのフェイス面を向けて、ハンドレイトにしてクラブのフェイスを開きます。そのクラブの位置を基準にしてアドレスを作ります。バンカーショットでは目標に対してややオープンに構えます。だいたい30°程度。ボールは左足のかかと位置に来るようにすることで、体の中心よりも左側にボールを置くようにします。

【②】アドレスを決めたら、両足のシューズをグリグリやって足元の柔らかい砂を固めることで土台をしっかりと整えます。その際、若干ですが左足の方を深めに埋めるようにします。普段より膝を少し曲げて、下半身を固定しましょう。重心は左足寄りで7:3くらいのイメージです。左足の足場を若干深めにしたのは左足重心をアシストするためでもあります。これでアドレスは完了です。

※クラブのフェースは若干、開いて握っています。この時に注意するのは、グリップしてからフェースを開いたのでは、スウィングして戻ってくるときに元に戻ってしまうので、あくまでフェースを開いた状態を作ってからグリップするようにしてください。

【③】ハンドレイトを意識しつつ、打ちたい方向に普段通りにテイクバックします。クラブを落とす位置はボールの3㎝手前です。これにより、砂を薄く取って砂と一緒にボールを舞い上げることが出来ます。

【④】振り抜く方向はオープンスタンスに構えた左足の方向で、しっかり振り抜くことが重要です。いわゆるアウトサイドイン軌道になります。打ちたい方向にテイクバックしつつ、30°に構えたオープンスタンスの方向に振り抜くことがポイントになります。これにより、2㎝程薄く砂を削りつつ、フェースを開いているので打ちたい方向にボールを打ち出すことが可能になります。

青山加織プロのGOLFAVOが分かりやすく整理されているので参考にしてみてください。

プロのバンカーショットをテレビや試合会場で見ると「パンッ」という乾いた音とともにボールがきれいに舞い上がります 。クラブのバウンスで砂を叩くからそのような音が出るのです。バウンスをしっかり使えているかどうか、砂の音も意識するようにしてみてください。

今回は以上になります。少しでも参考になればうれしいです。

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