夏の恒例、お手軽イカメタル(マルイカ編)

海釣り

 こんにちは!建設オヤジ、こと、タカゾーです。私のプロフィール等は以下のリンクでご紹介しています。ご興味のある方は是非、ご覧ください。

夏の恒例、夜のマルイカ釣り!いざ、鹿島港へ

 今年も7月某日、茨木は鹿島港に向いました。2年前までは鹿島港の夏イカはスジイカが定番でしたが、昨年からマルイカ(ケンサキイカの幼体の呼び名)がメインになりました。スジイカは身にスジがあって柔らかく、肝もあるので煮物や塩辛向きでした。マルイカは刺身で美味しいイカです。釣りものが変わるのは嬉しいのですが、釣れる魚が変わってきているのは海水温の変化、すなわち、これも地球温暖化の影響なんでしょうか?釣りをやってると、たまに地球の環境変化を身をもって感じることがあります。サステナブルな地球のために自分に出来ることは何なのか、考えさせられます。

 鹿島港の夜イカの定番船宿、幸栄丸に向かいました。集合時間は夕方の17時、名簿記入、受付(夜マルイカ船は税込み13,200円)を済ませて、船に乗り込みました。

釣り座を確保して、実釣スタート!!

 どの船のどの場所に席取りするかは昔ながらの早い者勝ちです。乗船位置のキャップを取って座席を確保します。今回は釣り仲間が早めに来て、船の中央付近に席取りしてくれてました。釣り上級者はミヨシ(船首側)やトモ(船尾側)を好んで確保しますが、私はだいたい中央(胴の間)に乗るようにしてます。中央は船の揺れが比較的少ないので、魚の敏感な当たりを感じとることに集中しやすいです。また、船長は魚群探知機(レーダー)を頼りにポイントを選びますが、レーダーは船の中央付近にあるので、魚がいる確率が高いと個人的に思ってます。

 当日はマルイカ、ケンサキイカ船が3艘出ていました。大盛況です。

 17時30分過ぎに出船、1時間ほど走りました。18時30分過ぎにスタートの合図と同時に釣りを開始。水深は42mほど。まだ明るいので底あたりを探ります。開始10分でファーストヒット!良型のマルイカが掛かりました。

 この日は曇り空で月も出ておらず絶好のイカ釣り日和でした(通常は月が出ない暗闇の方が集魚灯の効果でイカが集まってきやすい)。ところが今日はイカが散らばった状態で(水面浅くに小型のイカが泳いでいるのは確認できました)、終始、皆、苦労してました。私もその後、ポツリポツリと上がる程度、まずまずの釣果で23時沖上がりです。サバはイカ釣りでは釣りを邪魔する外道でしかありませんが、試しに1匹だけ持って帰りました。どんなものか試しに食べましたが、夏のサバは脂の乗りも悪くパサパサで、やっぱり時期的にも持って帰るものではないですね、残念!

釣れたマルイカはお刺身で美味しく頂きました。

イカ釣りのポイントを紹介します

 ここからは具体的な釣り方を紹介して行きます。マルイカ釣りは初心者でも扱いやすいイカメタルでも楽しめ、ライトタックルでOKです。私はキャスティングで購入した安価なイカメタル用タックルを愛用しています。以下のタックルは安価でお勧めです。

【タックル】

●ロッド DAIWA エメラルダス イカメタル 60XULB-S 長さ1.83m

     ジグ重量(g):15~60 / 適合ラインPE(号):0.4~0.8

●リール DAIWA ライトゲーム X IC 150-DH

 スピニングリールは仕掛け落ちがよく、軽めのスッテを使用してフォールのアタリを取りやすいという特徴があります。

 ベイトリールラインを張った状態のアタリを感じやすく、重めのスッテを使い着底させてからの巻き上げのアタリを取ると効率が良いようです。深い場合にはカウンター付きのベイトリールが有利です。私はセットで付いていたカウンター付きの小型ベイトリールを使用しています。

●仕掛け

 マルイカ釣りのタックルでの錘は30号から50号がメインになります。仕掛けのスッテは直結、ブランコのどちらも用意した方が良いと思います。浅場では、水深を考慮してスッテ5本で仕掛けを組みますが、真ん中=3本目のスッテにアピールが強くてよく乗る自信のあるスッテを入れて、その上下のスッテを主軸に反応を見ていきます。真ん中より上は活性が高いイカを乗せる派手&濃い色真ん中より下は渋いイカを意識した水色に馴染む地味な色を使うと良いと思います。ほぼ直結で通しますが、アタリが多い日で多点を狙えそうなら、真ん中より下の2本を直ブラに変えるのもアリで、これは入門者にもオススメです。

【釣り方】

 マルイカ釣りでは、最初に落ちてきた仕掛けにイカが寄ってきます。そのため投入の合図が出たら、素早く前方にオモリを投げる必要があります。上手な素早い投入と回収を行うことが重要なファクターです。上級者はマット&投入器を併用している人が多いのも、わずかなトラブルも排除するためです。一番上のスッテは竿先の近くまで巻き上げておいて、2番目のスッテはマットに掛け、残り3本は投入器に入れます。直結の場合は、ブランコ系の仕掛けとは逆にカンナを上にして投入器に入れないと引っ掛かるので注意です。

 着底したら間髪を入れずに叩き=誘いに入れます。基本は、着底したあとに糸フケを取り、聞き上げて着乗りを確認します。最近は、ティップの変化=「目感度」に特化する方向に進化していて、直結仕掛けを使った「ゼロテン釣法」、すなわち、オモリを底に着けたままラインを張らず緩めずのテンションでアタリを取る釣法が主流になっています。普通の叩き(ロッドのふり幅約20㎝)、それより強い大きな叩き、スッテを揺らす程度の最弱の叩き、ロッドを大きくゆっくり振りながら糸フケを弾く、といった複数の誘いと叩く時間を使い分けます。誘いの種類を変えることでもイカのスイッチが入るので、同じ誘いを見せすぎないことが重要です。

 叩いたらしっかりゼロテン状態でスッテを止めましょう。ウネリのある時は、ロッドだけでなく体も使って「正しいゼロテン」をキープします。ゼロテンは、スッテにイカが触った時の違和感が最小限になっているので、一番アタリが出やすい状態です。ロッドとラインの角度を90~100度に取り、ラインの抵抗だけでほんの少しティップが曲がっている状態です。ティップが下にも上にも動く中立の曲がりを作るのが正解で、ティップを曲げすぎている人が結構多いので注意です。

 ステイの「間」はおおむね3~5秒、長い時では15秒ぐらいと叩きのパターンとともにいろいろ変えてみます。浅場では、ロッドと体でフォローすれば、さらに長く止めておくことも可能ですが、待ちすぎるとオマツリの原因になるので注意です。アタリが出なければ、ロッド一杯に仕掛けをリフトしてラインを立て再度着底させ、再び叩きを入れてゼロテンのポジションを作り直します。叩く→ステイ→リフトをワンセットとして、誘い方を変えながら2~3セット反応を見て当たらなければ、6~7回リールを巻いて落とし直す”巻き落とし”でリセットして、誘い直すのも効果的です。ひと流しする間でも正解はどんどん変わるので、同じことを繰り返さないようにしましょう。

 最初は、少しでも変化(違和感)を感じたらアワせてみるしかありません。上級者でも100%のフッキングはないです。マルイカが掛かったら、一定の速さで巻いてきます。身が柔らかいマルイカでも、しっかりアタリに反応していればカンナがいい位置に掛かるので身切れは少ないです。むしろ、仕掛けのテンションは絶対に抜かないことに注意します。一番上のスッテをトップガイド近くまで巻き上げたら、一杯なら幹糸を弾いてイカを桶に振り落とします。ダブルやトリプルの時は、いったん船内に全部のイカを取り込んでから外しましょう。ノータッチでイカを桶に落とし込めればそのまま再投入できるのが直結仕掛けの特徴なので、これを活かして数を伸ばしましょう。

今回は以上です。

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