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超お手軽!関東からアクセス良好 日本百名山の大菩薩嶺
週末、大学に通うために一人暮らししている大学生の長男が久々に帰宅しました。どこか日帰りで山登りに行きたい、となり、せっかくなので日本百名山のなかから選ぼう、と言うことで、日帰り圏内、景色が最高で、リフレッシュできそうな山を探し、山梨県にある大菩薩嶺(だいぼさつれい、2,056m)を選びました。2,000m級の山でありながら、約1,600m地点の登山口まで車やバスで行けるので、首都圏からの日帰り登山客に人気が高い山です。王道のコースでも、往復で3〜4時間ほどで周回できます。7月某日、今回はその日帰り道中をご紹介しますね。
大菩薩嶺は、山梨県甲州市に位置し、奥秩父山塊に属する日本百名山の一つです。富士山を見渡すことができる展望に恵まれた緩やかな山稜がルートとなっていて、初心者でも安心して登ることができます。
大菩薩嶺登山の最寄駅は、JR中央線本線の 甲斐大和(かいやまと)駅です。甲斐大和駅は急行、特急は止まりませんので、出発の際には、必ず時刻表をご確認しましょう。
甲斐大和駅に備えてあった周辺マップです。観光できる場所はそれなりにありそうですが、ほとんどの乗降客は駅から大菩薩嶺に向かう登山客のようでした。ちなみに、駅周辺にはコンビニ等なく(喫茶店が一軒ありましたが)、山登りの途中で補給する食料等は駅に到着する前に準備しておいた方がいいと思います。
アクセスしやすい上日川峠登山口
大菩薩嶺への登山ルートは、初心者に人気の「上日川峠登山口」と、中上級者向けの「大菩薩峠登山口」の2つの登山口があるようです。どちらも駅から登山口までバスが通っていてアクセスしやすいのが魅力です。
今回は、お気軽日帰り登山なので、迷わずに「上日川峠登山口」を選びました。「上日川峠登山口」へは、甲斐大和駅から路線バス「大菩薩上日川峠線」に乗車します。バス停は甲斐大和駅を出て、右手に1分ほど歩いたところにあり、ほとんどの乗降客がこのバス停に向うので、迷うことなく到着できると思います。
今回は、第1便である8:10に甲斐大和駅を出発する路線バスに乗車しました。バスは日によって運行車種が違うようですが、定員30名程度(補助席を使って45名程度)のマイクロバスで、この日は補助席まですぐに埋まってしまう大盛況ぶりでした。8:10発予定でしたがバスが満員になったので、8時前に出発してくれました。どうやら、満員になったら待つ必要もないので出発するシステムのようです(あとでバスを見たら『臨時便』とありましたので、何台かバスが出たのかも知れません)。
運行する栄和交通に確認したところ、バス1台で乗り切れない場合にはジャンボタクシー等が手配されることもあるようです。電車の到着時刻によっては、バスに乗れずに待たされる可能性もあるので、シーズンによると思いますが、早めに到着しておいた方が無難かも知れません。当日、私たちは直前の電車でしたが、テキパキ動けたこともあり、運よく1台目のバスに乗車することができました。
最悪の場合にはタクシーもあるようです。栄和交通のリンクは以下ですのでご参考に。
登山起点の上日川峠(1,585m)がある「上日川峠登山口」は、路線バス「大菩薩上日川峠線」の終着地点で、約40分ほどバスに揺られ、8:40には到着しました。料金は1,020円でした。現金のみ利用可能ですので要注意。
ちなみに、上日川峠登山口には300台以上の駐車場が併設されており、車で直接、登山口まで行くこともできます。当日は土曜日と言うこともあり、最寄りの駐車場は完全に満車で、さすがは日本百名山だな、と感じました。
王道は上日川峠登山口から大菩薩峠を周回するコース
上日川峠(1,585m)登山口には、赤い屋根の山小屋、ロッヂ長兵衛があります。山男風で少し強面の方が、早朝ということもあり、無言で店の支度をせっせと整えていたので、少しだけ店をのぞくだけにしました。生ビール(650円)や缶ビール(450円)なども置いてあることを確認、下山後の目標が出来ました!
出発前に公衆トイレに立ち寄りましたが、早朝だったからか、猛烈なトイレ臭に鼻がもげそうでした。帰りに寄ったらそうでも無かったので、朝一で換気が十分に行われてなかったせいですかね。朝一のトイレはこういうものかも知れません。匂いに敏感な方は要注意かも。ちなみに、最近は有料のトイレも多いですがここは無料でした。
大菩薩嶺登山の王道コースは、上日川峠登山口から出発し、福ちゃん荘で分岐、大菩薩嶺と大菩薩峠を周回するコースです。悩むのがどちら周りで行くか。等高線を見ていただいて分かる通り、福ちゃん荘から大菩薩嶺までの方が傾斜がきつく、大菩薩嶺から大菩薩峠はなだらかな稜線歩き、大菩薩峠から福ちゃん荘までは比較的緩やかです。今回は、朝の元気なうちに登りの厳しい方を歩こうと思い、大菩薩嶺を目指す左ルート(時計回りルート)にしました。
上日川峠(08:40) ⇒ 福ちゃん荘(09:10) ⇒ 大菩薩嶺(10:10) ⇒ 大菩薩峠(11:00) ⇒ 福ちゃん荘(11:50) ⇒ 上日川峠(12:20)
いよいよ大菩薩嶺(2,056m)へ
いよいよ、身支度を整えて登山開始です。福ちゃん荘までは比較的なだらかな道でウォーミングアップです。福ちゃん荘で昼ご飯を食べるべく、メニューの確認も実施。駐車場もあるみたいで、車で来ることも出来るみたいです。
さあ、ここから本格的(?)な登山のスタートです。勾配もだんだんと厳しくなってきますが、登山道は比較的整備されていて歩きやすいです。
大菩薩嶺までのルートは比較的、樹木の中の山歩きになりますが、時おり、下界の街並みを望むことができます。この日は若干、曇り気味でしたが、逆に雲海に街が浮いているようで、少し幻想的に感じました。富士山の眺望はもう少しお預けです。
山頂が近づくにつれて眺望が開け、いよいよ富士山のお出ましです。
今回の登山の最高到達点である大菩薩嶺山頂(2,057m)の手前に雷岩があります。大菩薩嶺登山の最大の魅力は、雷岩から望む壮大な富士山のパノラマビューです。今回は雷岩に腰を下ろして、10時でしたが早めの昼食(おにぎりなどの軽食ですが)を取りました。
雷岩から大菩薩嶺山頂までは10分もあれば到着できます。眺望はあまりないので、最高到達点にたどり着くのが目的ですね。
雷岩から大菩薩峠までは景色の良い稜線を歩いていきます。広々とした笹原が広がる尾根道で、そこから望む景色は絶景です。南アルプスの山並みや大菩薩湖の眺望が広がり、美しい風景は訪れる登山者の目を釘付けにします。
大菩薩峠(1,897m)に到着しました。ここに山小屋、介山荘があり、一休みしました。お土産が多数置いてあり、食事も取れ、宿泊もできるようです。桃が1個350円で売っていたので購入、その場で洗ってくれますので、長男と半分ずつにして食べました。少し熟れが未だだったようで、甘み少な目でしたが、リフレッシュできました。大菩薩嶺登山は道中に山小屋が各所に点在しており、トイレや休憩所が整備されていて大変便利。自分で食事の用意をせずとも、山小屋で食事を済ますことが出来るようです。
高低差は比較的ゆるやかで、登山道もきれいに整備されていました。そのため、登山初心者や子供連れファミリーに人気なのも頷けます。分岐点には標が立っているので、迷わず登れる安心感も初心者ににとってはうれしいポイントかと思います。
道中、もののけ姫や屋久島を彷彿させる幻想的な苔のエリアもありました。この時期ならではかもしれませんが、是非、探してみてください。
待ちに待ったお食事、山梨と言えば『ほうとう』ですが・・・
登山道の分岐点、福ちゃん荘にて昼食を取ることにしました。狙いは甲州名物『ほうとう』だったのですが・・・
お店の人に聞くと、煮込むため出来上がるのに1時間要する、とのこと。通常は、登山に登る際に注文しておき、戻ってきた際にいただくのだそうだ・・・。うーん、調査不足でした(汗)。確かに、よく見るとそう書いてある。しかも、最低注文が2人前からのようです。
残念な思いを胸に、お店の人に勧められて、ご飯セット700円にけんちん汁300円をプラスしていただきました。おばちゃん曰く、けんちん汁はお汁は『ほうとう』と同じなんだそうです。
残念でしたが、おいしく頂きました。長男は山菜ラーメンを注文して、こちらも美味しく頂きました。
昼食後、上日川峠登山口まで戻り、ロッヂ長兵衛で缶ビール(450円)を購入、少し曇り気味だったのでそこまで気温も高くなかったですが、祝杯のビールは最高でした!
大菩薩嶺登山は、稜線から眺める富士山、南アルプスの山々、大菩薩湖など、当初に思い描いていた以上に絶景を堪能することが出来ました。紅葉シーズンも格別なんだろうな、また来よう、と決心して、山をあとにしました。
帰りのバスで途中下車、やまと天目山温泉にGO!
路線バスで甲斐大和駅まで戻る道中に天然温泉がある、と聞き、下山時間も予定より早かった(12時半ごろ)ので、途中下車して温泉に寄っていくことにしました。登山で溜まった疲れ取り除き、明日へのエネルギーの充電です。バスの運転手さんに聞くと、温泉の名称は『やまと天目山温泉』、甲斐大和駅から3つ手前のバス停で降りてすぐにあるとのことです。路線バスは13時、14時、15時と一時間おきに走っているので、途中下車して温泉に1時間ほど滞在、次のバスで駅まで向かうのが良いみたいです。上日川峠登山口15時45分(天目山温泉バス停は16時16分)が最終バスなので注意しましょう!
甲州市には登山の疲れを癒すのにぴったりの良い温泉が複数あるようです。今回の登山で帰りに立ち寄った天目山温泉のほか、大菩薩の湯の2つの温泉が代表のようで、両温泉ともに大菩薩嶺の裾野に湧出した高アルカリ性泉で、肌当たりがマイルドな名湯として知られているようです。天目山温泉も、PH10.2と高アルカリ性のお湯で、3時間まで大人(中学生以上)520円とリーズナブル、露天風呂のほか、寝湯(気泡浴)、ジェットバス、源泉ぬる湯(ぬるめのため長時間入ってられます)などがあり、疲れた身体に最高でした!
また、食事処もあり、山梨名物の『ほうとう』の他、イノシシラーメンなど、気になるご当地グルメも堪能することができるようになっています(イノシシラーメンは美味しいのか施設の方に聞いたら、人それぞれ、とのことでした)。
今回は休日に思い立って、日本百名山のひとつ、大菩薩嶺に登ってきました。なだらかな稜線で歩きやすく、登山初心者でも気軽にチャレンジできる山です。大菩薩峠から息をのむような絶景、登山後の温泉、山梨のご当地グルメを堪能、みなさんもそんな1日を過ごして心も体もリフレッシュしましょう!
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