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夏の恒例!夜イカ釣り、いざ7月リベンジ、9月スジイカ釣りで鹿島港へ
前回7月のマルイカ釣行が少しだけ不本意な結果だったので、リベンジ夏イカ釣行を考えていました。マルイカは今年はあまり上がっていないこと、例年通りスジイカが釣れ始めているとの情報を得て、9月初旬、スジイカ狙いで茨木は鹿島港に向いました。スジイカはスジがありますが身が柔らかく、お刺身向きというよりは、肝もあるので塩辛や煮物向きで、煮物は絶品だと思います。
【スジイカ(筋烏賊)の説明】
見ためはスルメイカに似ていますがスルメイカより小型で、体長は20cm程度までしか成長せず、10~15cmが一般的で小型のイカに分類されます。先端部にかけて円錐形に細まり、スルメイカに比べてエンペラが大きいのが特徴です。 腹側に2本の白い筋状の発光機(スジ)があるのが最大の特徴で、この発光機は皮を向いても残ります。身に水分が多く柔らかいので痛みやすく、生鮮品としては価値が下がるため、あまり市場で出回ることはありません。逆に言うと、釣りたてを食べると非常に美味しいので、釣りでは人気のターゲットになります。
今回も鹿島港の夜イカの定番船宿、幸栄丸に向かいました。集合時間は夕方の17時、名簿記入、受付(夜イカ船は税込み13,200円)を済ませて、船に乗り込みました。
釣り座を確保して、実釣スタート!!
どの船のどの場所に席取りするかは昔ながらの早い者勝ちです。乗船位置のキャップを取って座席を確保します。今回も、釣り仲間が早めに来て、船の中央付近に席取りしてくれてました。釣り上級者はミヨシ(船首側)やトモ(船尾側)を好んで確保しますが、私はだいたい中央(胴の間)に乗るようにしてます。中央は船の揺れが比較的少ないので、魚の敏感な当たりを感じとることに集中しやすいです。また、船長は魚群探知機(レーダー)を頼りにポイントを選びますが、レーダーは船の中央付近にあるので魚がいる確率が高いと思います。
船宿から前日にマルイカ、ケンサキイカが釣れてないのでスジイカ狙いで良いかの確認の連絡が来ましたが、もちろんOKと回答。船は3艘出ていました。大盛況です。
17時30分過ぎに出船、1時間ほど走りました。18時30分過ぎにスタートの合図と同時に釣りを開始。今回の水深は80mほど。船長から40m~50mを狙って!とアナウンスが入りましたが、明るいうちは底あたりを探るのが定番。開始早々、70mあたりでファーストヒット!スジイカをゲットです。
この日の月は三日月でイカ釣りとしては良い状況でした。通常は月が出ない暗闇の方が集魚灯の効果でイカが浅場に集まってきやすいのです。ただ逆に浅場20m~40mにサバ(イカの天敵)が集まってしまい、イカが浅場まで上がって来ない状況でした。私もその状況を察知していたので、序盤は70m付近を中心に探って数を順調に伸ばしていきました。ただ、浅場にイカが集まってくれないと、手動リールでは手返し悪く数釣りには不適です。そうこうしているうちに、スジイカ釣りでの嬉しい外道、良いサイズのムラサキイカ(アカイカ)もナイスヒット!
ちょっと飽きて来たこともあり、深場に大物がいるのでは?と思って水深も120m程度に深かったので120mの底付近を探ると中型のイカをゲット。重量もあり、120mを引き上げるのは大変ですが、それはそれで面白い!中乗りさんに聞くと、表面をしきりに触ってたぶん「カギイカ」じゃないか、とのこと。まあ、後で正体は調べることとして、連発で4杯上げました。22時頃から集魚灯の照度を下げることでサバが浅場に集まってこないようにしてイカを集める作戦に。それが功を奏して40m前後でスジイカが上がるようになりました。時すでに遅し(涙)、もう少し時間が欲しかったな、と思いつつ、23時に沖上がりです。トップは70杯程度(電動リール5本仕掛けスッテ班)というなかで私は30杯でした。2本仕掛け手動リールのお手軽イカメタルとしては上々ですかね。
ひとまず、おいしいムラサキイカ(アカイカ)の紹介です。上の写真の一番左のイカがムラサキイカです。お刺身で頂きましたが、ねっとりとして肉厚で最高でした!!
ムラサキイカ(アカイカ)は、北太平洋を中心に日本の近海に広く回遊しており、近年スルメイカの生息数が減少傾向にあるながでムラサキイカの個体数は増加傾向にあるようです。寿命は1年程度で短期間で大きく成長し、大きいものは50cmに達するものもいます。日中は深場に潜っていますが、夜間は表層近くに上がってきます。身は肉厚でスルメイカと比べて可食部が多く、ねっとりした食感で刺身や天ぷらなどに最適です。栄養価が高く、亜鉛、ナイアシン、タンパク質、ビタミンAなどが豊富に含まれています。
最後に、興味深い深海イカ、カギイカの特徴です。上の集合写真の左から2杯目~5杯目の計4杯がカギイカになります。食べれるのか興味深々でしたが残念でした!
カギイカは体調(外套背長)は40cm前後。パッと見はスルメイカに似た姿をしていますが、食腕の先の吸盤先端にかぎ状の突起物がついていること、表皮がザラザラしているのが特徴です。確かに、中乗りさんも表皮をやたら触って感触を確認していました。問題はうまいのかどうか・・・
ネットで調べると、食べれる可能性は皆無でした(汗)。身は水っぽくて塩辛いうえに生臭く、酸味とアンモニア臭が襲います。刺身は元より、煮ても焼いても克服できないようです。口当たりは柔らかいが噛みしめると塩辛さが襲ってきます。ただの塩辛さではなく、にがり液のようなえぐみを伴った刺激性があります。さらにそこに酸味も襲い掛かってくる。こちらも化学的で鋭利な強い酸味。そして後味に漂うアンモニア臭。深海イカの多くは筋肉中に塩化アンモニウムを含んでそれで浮力を得ているといいます。深海にいるイカならではなのか。ダイオウイカも大量の塩化アンモニウムのせいで食用にできていないらしいので、ダイオウイカと似た味なのかも知れません。
実際に食してみましたが、ネットの情報通り、残念ながら食べれるものではありませんでした。煮てみる、焼いてみる、まではやってないので、ネットの情報が定かか分かりませんが、美味しく食べれる方法を発見した方がいれば是非教えて欲しいです!
スジイカ釣りのポイントを紹介します
ここからは具体的な釣り方を紹介して行きます。イカメタルはライトタックルでOKです。私はキャスティングで購入した安価なイカメタル用タックルを愛用しています。以下のタックルは安価でお勧めです。
【タックル】
●ロッド DAIWA エメラルダス イカメタル 60XULB-S 長さ1.83m
ジグ重量(g):15~60 / 適合ラインPE(号):0.4~0.8
●リール DAIWA ライトゲーム X IC 150-DH
スピニングリールは仕掛け落ちがよく、軽めのスッテを使用してフォールのアタリを取りやすいという特徴があります。
ベイトリールはラインを張った状態のアタリを感じやすく、重めのスッテを使い着底させてからの巻き上げのアタリを取ると効率が良いようです。深い場合にはカウンター付きのベイトリールが有利です。私はセットで付いていたカウンター付きの小型ベイトリールを使用しています。
●仕掛け
イカ釣りのなかでもイカメタルは仕掛けがシンプルで、手前祭りも少なく、初心者にお勧めな釣法です。
イカが抱き着くスッテは上下の2つのみ。上のスッテはドロッパーと言い、重さは1.5号〜2.5号。フローティング、サスペンドの他、沈降姿勢がいい餌木タイプもあります。
下のスッテはオモリ替わりになるのでメタルスッテを使い20号〜40号、主力は20~25号になります。潮が早いとき、水深が深いときはタングステンが有効です。シマノのタングステンのスッテや、ダイワのミッドスッテなどが有名です。ノーマルタイプ(上重心)とスローフォールタイプがあり、食いが渋いときスローを使ってみるのもアリかも。
上下スッテの上と下は色が違うものや、明暗に差があるものを使用すると良い結果が出るかも知れません。白系は明るく見え、赤緑系はシルエットがはっきり出る、などの特徴があるようです。鹿島では2つのスッテのどちらかに必ず白系を入れた方が良いようです。白色抜きではアタリが激減する可能性が高いです。その他、赤&緑、赤&黄色なども定番で有効色です。
また、どんな釣りでも同じですが、スッテは軽い方がアタリが取りやすいので、その時の潮の流れによりますが、扱える範囲で出来るだけ軽めのスッテの方が良いかと思います。潮が早くてイカメタルでは釣りにならないときはオモリグが有効みたいです。私はまだ未経験なので、今後の課題です。
メインラインはPE0.6号〜0.8号、リーダーはフロロ3号〜4号でOK。エダスはノーマル、ショート、ロングの3種類があり、ロングは動かさずにユラユラを誘い、ショートは活性高めのときに有効みたいです。まずはノーマルの5〜7cmからスタートし、ノリが悪ければ15cm以上のロングに変更、活性が良いときは3㎝や0㎜のショートに変更など、ちょっとした仕掛けの違いが釣果に現れることもあるみたいです。
【釣り方】
軽量なオモリで底を取るため、投入時は無駄な糸フケを出さないようにサミングしましょう。釣り方はリフト&フォールが基本になります。ベイト、指示棚の下、3mあたりから探ってみましょう。タナが合わないと釣れません。明るいうちは底べったり、底から1〜2mが狙いですが、夜は光でベイトと共に段々と浮いてきます。
3、4回シャクって10秒ステイします。イカは止めている時に乗ってきます。止めないと釣れないので、メリハリ付けてしっかり止めるようにしましょう。重要なのは誘いの後のステイ(静止)をピタリと決めること。鹿島では多少長めがよく、波やウネリを吸収しつつ繊細なアタリも反映できる柔軟な穂先と合わせが効く張りを併せ持つ竿がベストみたいです。誘い後のステイを確実にしないとアタリを感知できないので、ウネリがあるときは竿だけでなく、腕と体も使ってステイを行うようにしましょう。
釣り方のコツは大きく3つです。
・1つ目は、竿を大きくシャクってフォールさせるゆっくりな誘い
・2つ目は、シェイクやワンピッチジャーク、タタキなどの速い誘い
・3つ目は、誘ったあとに5〜10秒止めてイカに抱く時間を与えること
スローフォール、スローリフト、大きくシャクる、細かくシャクる、落として止める、落とし込み、誘い下げ、などなど、その日のパターンがあるので色々試してみて、その日の釣れる釣法を探りましょう。ましょう。パターンが合わないと釣れません。誘い下げはベイトがいるときに直下で有効みたいです。高活性なら幅1メートルで3回ほどのワンピッチジャークが効きますが、ベタ底でのフワリとしたシャクリ、竿いっぱいの誘い上げから段をつけた誘い下げなどいろいろ試してみましょう。
アタリは竿先がググッと入る、竿先が戻る、竿先がモゾモゾするなど、さまざまです。どんなアタリも即アワセが基本です。分からなければとりあえず合わせてみましょう。
ドラグは緩めにして、身ギレさせないようにゆっくり巻くのが基本です。ノったら、抜けないよう竿の角度と巻き上げ速度を調整しながらリーリングします。チップで掛からなかったらスミを吐かれていることもあるので、約10メートルの巻き落としでリセット。アタリが遠いときも有効です。
超お手軽イカメタル!電動リール+スッテ多点掛けで100匹超えとは行きませんが、装備、タックル、釣法も簡単で初心者でも入りやすく、本当にお勧めです。私もイカ釣りは今年で2シーズン目(年に1回か2回の釣行)ですが、毎回楽しめます。皆さんの新しい釣行チャレンジに参考になればうれしいです。今回は以上です。
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