半日、京都の弾丸名所めぐり(その1:宇治編)

ぶらり旅

 2025年のゴールデンウィークは大阪関西万博2025に行くのが最大の目的でしたが、せっかく関西方面に遠征するので京都の名所観光も満喫したいと思い、半日で可能な京都の弾丸名所めぐりを計画しましたので、まずはその第1弾、宇治エリアに絞った半日コースを紹介します。平等院から宇治神社、宇治上神社、伏見稲荷の満足旅程を紹介しますね。

なお、第2弾:東山編にご興味があれば以下をご参照ください。

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京都駅での教訓、コインロッカー難民に・・・

 ゴールデンウィークど真ん中の5月3日、東海道新幹線を利用して12時過ぎに京都駅に到着。手ぶらで観光したいのでスーツケースをコインロッカーに預けようと空いているコインロッカーを探しましたが、そこはインバウンド観光大国の京都駅ゆえなのか、ゴールデンウィークでやむを得ないのか、コインロッカーの数はかなり多いのですがどれもこれも一杯(涙)。これは完全に出鼻を挫かれました。もしかしたら、根気よく待てばロッカーから荷物を出す人を見極めてロッカーキープ、という可能性もゼロではありませんが、時間を無駄にしたくない時短旅行ゆえ、止む無くコインロッカーは潔く諦め、スーツケースをゴロゴロ転がしならら目的地へ向かうこととしました。どうなることやら・・・・

ちなみに京都駅のコインロッカーの空き状況は以下から確認できます。

https://www.akilocker.biz/mobile/map.html?locationId=JR_KYOTO&mapId=M33002&lang=1

 なお、後で知ったのですが、京都駅には「ホテル、旅館へのデリバリーサービス」があって、バックやキャリーケースなどの荷物を駅にある専用の宅配カウンターに預けると、ホテル・旅館に配達してくれ、手ぶらの京都観光をサポートしてくれる大変ありがたいサービスがありました。一時預かりもOKみたいです。特に電車を利用する旅では駅やホテルに必要な時間に届ける必要があるため、預け入れの時間は要注意ですが、とても便利なサービスなので活用してみると良いと思います。それを知って、京都観光の最終日に利用しましたが(宿泊したホテルが集配対応のホテルだったので)、朝一にホテルで荷物を預けて13時過ぎに京都駅で受け取ることができ、最終日は手ぶらで京都観光を楽しむことが出来ました。対応しているかどうか宿泊されるホテルに確認されると良いと思います。

旅行カバン配送 | 株式会社デリバリーサービス
【佐川急便】京都駅デリバリーサービスカウンター|SAGAWA手ぶらサービス
住所:〒600-8214 京都府京都市下京区東塩小路高倉町8-3 JR東海京都駅構内「アスティ京都」1階


・一時預かり
[預かり時間]9:00〜20:00 1個700円

・デリバリーサービス
[受付時間]配送9:00〜14:00/荷物の引き渡し 14:00〜20:00
      駅からお宿:1個1,000円/お宿から駅:1個1,000円/お宿からお宿:1個800円

・宅配カウンター
[受付時間]9:00〜20:00

・電話番号
 070-3333-8297

 0570-55-0161 (8:00-19:00)

平等院鳳凰堂

 京都駅からJR奈良線に揺られること約17分、宇治駅に到着。

 そこから徒歩10分で世界文化遺産、平等院に到着です。時刻は13時です。

 鳳凰堂拝観受付にて1人700円を納めて入場になります。庭園、平等院ミュージアム鳳翔館、ミュージアムショップは年中無休で、庭園の開館時間は8:45~17:30(最終受付17:15)になります。受付にて無料で手荷物を預かってもらえましたのでラッキーでした(このサービスは5/10から廃止になったようです)。

入場後、すぐに藤棚が現れます。藤の花がとても綺麗です。

 目の前に鳳凰堂が現れました。平等院最大の見どころは、金色の鳳凰が輝く『鳳凰堂』です。平等院の中にある国宝の阿弥陀堂は、その姿が翼を広げた鳳凰のようであることから「鳳凰堂」とも呼ばれ、絶大な人気を誇る観光寺院になっています。藤原道長の別荘を息子の藤原頼通が永承7年(西暦1052年)に寺に改めて創建したもので、この世に極楽浄土を再現するために造ったと言われ、1000年近い歴史を経てなおその美しさは今も変わることなく残り続けています。また、「鳳凰堂」は10円玉に描かれており、世界遺産「古都京都の文化財」の構成要素の1つになっています。平安時代に栄華を誇った藤原一族の名残を感じることのできる唯一の遺構として、貴重な文化遺産でもあります。鳳凰堂の特徴は、まるで池に浮かぶように建てられた御堂です。さながら極楽に築かれた宮殿を思わせる美しさは見る者全てを魅了します。

 鳳凰堂の正面から。10円玉の表には平等院鳳凰堂が描かれていますが、10円玉のデザインになったのは1951年で国宝に指定されたことが理由の一つとのことです。

 本尊の阿弥陀如来像平安時代後期に活躍した仏師定朝(じょうちょう)によるものとされています。定朝は11世紀に活躍した仏師で、寄木造りの技法を確立し、「定朝様」と呼ばれる独自の仏像様式を完成させました。彼の作品は、穏やかで丸みを帯びた顔立ちと、均整の取れたプロポーションが特徴で、貴族の間で非常に人気がありました。

 鳳凰堂の内部拝観を希望する場合には別途300円が必要になり、20分ごとに50人ずつ順番に案内されます。GW真っ只中ということもあり、順番待ちの行列が出来ていました。今回は時短旅行なので残念ですが阿弥陀如来像との対面は諦めて、庭園の散策のみを楽しむことにしました。鳳凰堂を取り囲む浄土式の庭園も非常に美しいので、これだけでも十分に楽しめると思います。

 鳳翔館入口方面に進むと梵鐘があり、さらに少し進むとミュージアム鳳翔館があります。ここでは、雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつ)のほか鳳凰堂内部の極彩装飾を復元した展示も見ることができます。雲中供養菩薩とは、平等院鳳凰堂に安置されている、雲に乗って飛翔する菩薩の像のことで、52躯あり、それぞれが楽器を演奏したり、舞を舞ったり、合掌したりと様々な姿で阿弥陀如来を供養する様子を表しています。

鳳凰堂の周囲を一回りして最初の鳳凰堂拝観受付まで戻って来ることが出来ます。

 平等院マップです。今回は平等院表参道から表門を入り、鳳凰堂拝観受付から平等院に入場して、鳳凰堂を時計周りに巡る行程で参拝しました。

 かなり急ぎ目で回りましたので、平等院は30分程度で1周回ることが出来ました。

 平等院の次は宇治神社に向いました。朝霧橋で宇治川を渡れば距離にして500mほど、所要時間は約8分ほどです。近いので徒歩での移動がおすすめです。

宇治神社

 宇治神社に到着しました。時刻は13時40分です。

 宇治川沿いに建つ宇治神社は、古くは離宮八幡宮(桐原日桁宮(きりはらひげたのみや))と称し、祭神である応神天皇の皇子、莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)は幼い頃から聡明で、百済の阿直岐、王仁などを師に迎え、学問を極められたことから、学業、受験、合格の神様として崇められています。

【公式】宇治神社 宇治の氏神、産土神 UJI-Shrine
京都府宇治市の宇治神社では、学問の神様として菟道稚郎子を祀っており、七五三をはじめ様々なご祈祷を承っております。宇治の氏神は宇治神社です。ぜひご参拝ください。

 三間社流造りの本殿は鎌倉時代初期に建立されたもので重要文化財に指定されています。

 境内では正しい道へと導く神の使い「みかえり兎」のお守りやおみくじ、願い事がよりかなうと言われる「ウサギ探し」も人気です。

 宇治の産土神として、地元の人に親しまれる神社です。

 次は宇治上神社に向いました。距離にして200m、所要時間は約3分で、非常に近い距離にあります。

宇治上神社

 宇治上神社に到着です。時刻は13時50分です。

 宇治上神社宇治神社もともと一体の神社で、平安時代初期の記録には「宇治神社2座」と記され、「離宮八幡」「上社・下社」などと呼ばれていたようです。

世界遺産(世界文化遺産) 宇治上神社

 参道の新緑が気持ち良いです。

 宇治上神社は平等院の鎮守社として1060年頃に建立され、本殿は現存する神社建築の中では日本最古といわれており、拝殿とともに国宝に指定されています。本殿は一間社流造りの三殿からなり、左右の社殿が大きく中央の社殿が小さいのが特徴です。拝殿は宇治離宮の遺構といわれる寝殿造り風の住宅建築。また、「古都京都の文化財」のひとつとして、1994年(平成6)に世界文化遺産にも登録されています。

 境内には「宇治七名水」の一つで現在唯一湧出している「桐原水」と呼ばれる湧き水があり、600年以上もの間、人々の暮らしを潤してきました。

京都と言えば美味しいお抹茶

 京都と言えばお抹茶です。少し歩き疲れたのでお茶タイムとしました。時刻は14時20分です。京都は宇治出身の同僚にお勧めのお茶屋情報を仕入れておきましたので紹介します。

市営茶室 対鳳庵(たいほうあん)

 市営茶室 対鳳庵は、宇治茶の振興と茶道の普及を目的に建てられた本格的な茶室で、平等院の鳳凰堂に相対している事から「対鳳庵」と名付けられました。 本場の宇治茶に季節のお菓子を添えてお点前をしています。市営ですが広間にて1,000円で本格的なお茶がいただけます。

茶室 対鳳庵|宇治観光案内|京都宇治土産.com |宇治商工会議所
宇治茶に和菓子を添えて茶道を体験できる茶室「対鳳庵」。平等院の鳳凰堂に相対していることから命名。

堀井七茗園(ほりいしちめいえん)

 京都・宇治にある1879年創業の老舗日本茶専門店「堀井七茗園」。室町時代、三代将軍・足利義満によって認定された幕府御用達の7つの茶園「宇治七茗園」の中で現存する唯一の茶園「奥の山茶園」を所有し、現在もお茶を栽培しています。お茶の栽培から製造、販売まで一貫して自社で行うお店です。抹茶や玉露、煎茶を中心に上質な宇治茶を取り揃えています。同店の看板商品である抹茶「成里乃」は、この歴史ある茶園から20年もの歳月をかけて生まれた商品で、ふくよかな香りとまろやかな風味が魅力の高級抹茶です。

宇治茶 堀井七茗園(ほりいしちめいえん)公式サイト
当園は創業した明治十二年以来、昔ながらの伝統製法で丹念に仕上げた宇治茶をお届け致しております。室町時代、足利将軍が宇治七茗園と呼ばれる優れた茶園を指定し、唯一現存する「奥ノ山茶園」を当社が栽培しております。

京都宇治茶房 山本甚次郎(やまもとじんじろう)

 京都・宇治にある碾茶専門店「京都宇治茶房 山本甚次郎」。抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を宇治市内で生産している山本甚太郎さんが営んでいるお店です。山本甚太郎さんは江戸時代から続く農家の6代目。金・土・日・祝日限定でお店を開き、自園で栽培した碾茶と抹茶の商品を販売しています。

京都宇治茶房 山本甚次郎(やまもとじんじろう)
ほんず抹茶・碾茶生産農家

三星園上林三入本店

 創業天正年間・将軍家御用御茶師という歴史と伝統を持つ老舗。お茶の味と歴史が学べ体験もできるお店です。1階には抹茶が飲める喫茶室、2階には宇治茶資料室を併設。宇治茶資料室では、宇治茶の歴史や文化に関する研究の成果と上林三入の資料を無料公開しています。茶室「三休庵」では宇治市内産1kg 5万円の碾茶を石臼で自ら挽いて抹茶の作法も学べます。

純正宇治茶専門店・三星園上林三入本店
純正宇治茶専門店・三星園上林三入本店は、純正宇治茶の販売だけでなく、お茶の味と歴史が学べ抹茶づくり体験もできるお店です。

 今回はGWということもあり、目的の茶屋は休業や営業時間外のお店も多く、道すがらに出会った三星園上林三入本店に入りました。

私はお抹茶と抹茶バウムをいただきました。絶品です。

 次に、小腹が空いたとき用に、茶だんごを買うべく、能登椽 稲房安兼によりました。これも京都に来たら是非食べたい和菓子です。

●能登椽 稲房安兼(のとのじょう いなふさやすかね)

 京都府宇治市、世界遺産平等院の表参道の中程で営んでいます。1849年(嘉永6年)御室御所(現 仁和寺)より掾(じょう)の使用許され店名となりました。椽(じょう)とは江戸時代の書記官の位で 通常商人は使用できるものではありませんでした。受け継がれた独自の製法と厳選した材料で作り上げた、お茶処宇治ならではの上品な和菓子を販売しております。《宇治らしく》をモットーに日々お菓子を製造、販売しております。

能登椽 稲房安兼

京都屈指のパワースポット 伏見稲荷大社

 お腹も満たしたので伏見稲荷大社に大きく移動です。宇治上神社から伏見稲荷大社までは距離にして11.5㎞、さすがに歩ける距離ではないので電車移動になります。宇治駅に戻り、再びJR奈良線に揺られること約35分、伏見稲荷大社に到着です。時刻は15時10分です。駅を降りたらすぐに大鳥居があります。さすがにGWだけあって大盛況です。

 “お稲荷さん”と親しまれる伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。その歴史は平安遷都よりも古いと言われ、和銅4年(西暦711年)の創建と伝わっており、平成23年(西暦2011年)に御鎮座1300年を迎えました。商売繁昌・五穀豊穣の神様として篤い信仰を集めますが、安産や万病平癒、学業成就などの祈願に訪れる方など、一年を通してたくさんの参拝者で賑わいます。

伏見稲荷大社
1300年にわたって、人々の信仰を集め続ける「お稲荷さん」の総本宮 伏見稲荷大社の公式ホームページ

 伏見稲荷大社の最大の見どころは何と言っても“千本鳥居”です。赤い鳥居の連なるミステリアスな雰囲気に魅了される人は後をたたず、日本だけでなく世界中からの観光客で賑わっています。

 朱塗りの鳥居がズラリと連なる光景は圧巻です。 これは江戸時代以降に、願いごとが「通るように」または「通った」というお礼をこめて、鳥居の奉納が広まったことによるものだそうです。

 参拝者の思いがこもった鳥居は、いまでは境内全域に約1万基が並ぶとのことです。

 途中、根が露出している「根上がりの松」と出会いました。近年では「根上がりの松」を「値上がりを待つ」と読み替えることができることから、商売人や証券会社、株などに投資をしている人々から、縁起の良い松としてあつい信仰を得るようになったようです。また、商売や投資などに関係のない人々にとっても「膝松さん」として信仰され、松の根をくぐったり、木の肌を撫でたりすると腰や膝の痛みが治るといった、ご利益があるとされています。

 今回は時短の旅ゆえ、千本鳥居を過ぎたら熊鷹社の方向に行かずに本殿方面へ戻ってきました。所要時間にして30分強、16時前には伏見稲荷大社駅に戻ってきました。

京都駅周辺で手軽に行ける世界遺産 西本願寺

 夕食まで少し時間もあったので、夕食は京都駅周辺で食べることとし、周辺で観光できる場所を探し、せっかくなので世界遺産にも登録されている西本願寺に向いました。伏見稲荷大社駅から京都駅までは再びJR奈良線で10分ほどで到着します。時刻は16時30分です。

徒歩で15分で西本願寺に到着です。

 西本願寺の見どころは横並びになっている二堂、「阿弥陀堂」と「御影堂(ごえいどう)」です。阿弥陀堂が西本願寺の本堂になっていますので、まずは阿弥陀堂からお参りするのが良いようです。 

 親鸞聖人によって開かれた浄土真宗本願寺派の本山、西本願寺。浄土真宗本願寺派の本山で、正式名称を「龍谷山(りゅうこくさん) 本願寺」といいます。 国宝や重要文化財の建造物が多く、世界遺産にも登録されているお寺です。 京都では親しみを込めて「お西さん」と呼ばれています。

一日の締めくくりは絶品 ハンバーグ!

17時過ぎには京都駅に到着しました。今日の夕食のお目当ては、キャピタル東洋亭!東洋亭は京都駅にはポルタ店八条店の2店舗があります。17時にポルタ店に到着しましたが、既に30分待ちの大盛況。予約は出来ませんので並ぶしかありませんが、絶品ハンバーグのためには止む無しです。

東洋亭
京都で創業1897年 時代と共に変わり続ける「おいしさ」を追求し続けます

 私は定番のトマトまるごとサラダ百年洋食ハンバーグステーキを注文しました。トマトまるごとサラダは一つ一つ丁寧に湯剥きしたトマトをよく冷やし、ツナサラダの上にのせ、朝作りのドレッシングをかけた東洋亭の人気メニューです。夏は北海道平取産、冬は九州八代産と、産地や色、形、大きさ、もちろん味にもこだわったトマトを一つ一つ丁寧に作り、最高の状態で出されます。もう、絶品すぎて、言うことありません!! 

 百年洋食ハンバーグステーキはアルミホイル包みハンバーグステーキとバターを添えたホクホクのベイクドポテトが熱々の鉄板にのせられて提供されます。手ごねの粗挽きミンチ肉をオーダーが通ってから丁寧に焼き上げ、ビーフシチューソースとハンバーグ、シチュー肉を一つ一つ丁寧にアルミホイルで包み、鉄板の上でパンパンに膨れ上がった状態で運ばれて来ます。アルミホイルを開けた瞬間のソースの香りとジューシーなハンバーグを最高すぎて言うことありません!

 京都半日弾丸ツアー(その1)は如何でしたでしょうか?今回は以上になります。少しでも皆様の参考になればうれしいです。

私のプロフィール等は以下のリンクでご紹介しています。ご興味のある方は是非、ご覧ください。

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