仕事も一生懸命 『リーダーの在り方』編

コーチング

 こんにちは!建設オヤジ、こと、タカゾーです。私のプロフィール等は以下のリンクでご紹介しています。ご興味のある方は是非、ご覧ください。

 今回は仕事に関する記述をしたいと思います。まずは、良き上司であること、すなわち、リーダーの在り方についてです。

良い上司とは?

 良い職場を作るためには良いリーダーの存在が欠かせません。リーダーには3つの条件『厳しさ』『面倒見の良さ』『チャーミングさ』が求められると思います。このうち、以外に見落とされがちなのが『チャーミングさ』、すなわち、失敗を認める態度が出来ることです。上司だって人間です。間違えることもあります。「間違っていました」と率直に言えること、自分の失敗談を部下に話したりすること。このように、リーダーが自分をさらけ出すことで、部下は「嘘のない人だ」と感じ、信頼を置くようになります。

自己知覚について

 良い上司であるためには、「自己覚知」、すなわち、自分の考え方や感じ方、また知識や技量客観的に把握しておくことが重要です。自分がどんな時にイラッとしてしまうか、といった自分の傾向を知っておきましょう。自分の感情に支配されないようにする、迷った時などは特に「自分を客観視」してみることが出来るようになります。自分を客観視して、自分も完璧ではないんだということを認めることから始めてみましょう。

部下の心理的安全性の高め方

 上司は部下から相談を受けることがあります。そのときにどのように対応すれば、部下の心理的安全性を高められるでしょうか。「感謝」「学び」「共感」「長所」「出番」「信じる」6つの言葉を使うと良いと言われます。例えば、辞めたい、など、仕事に根を上げてきた部下には、こんなふうに言葉をかけてみましょう。

・毎日、仕事をしてくれてありがとう!(感謝)

・君の後輩への面倒見の良さはとても勉強になるよ(学び)

・俺も若いときは辞めたいと思ったことがあるよ(共感)

・君のすごい所は測量が速いことだな(長所)

・もしも奥さんが転職を勧めているのなら、一度3人で食事でもしないか(出番)

・現場の職人が君に会えなくなるのは寂しいと言っていたよ(信じる)

悪い上司の特徴

 一般に、悪い上司には以下の特徴があると思います。皆さんも、該当する節がありませんかね?私も少し心当たりがあり、自分で書きながら反省しています。

指示が曖昧で分かりにくい

 嫌われる上司の指示は曖昧であることが多いです。部下は指示に対する理解が追いつかずにミスをしやすくなります。また、部下は指示内容について考える時間が増えて業務が進まず、ストレスになります。ここまでは良いけどこれ以上は禁止、こういう場合は進まずに止まれ、という明確な業務上のルールを決めて部下に示してあげることが必要です。

部署全体で意識が統一されていない

 直属の上司と他の先輩社員で言うことが違う、部署内の人の認識がバラバラで、何が正解か分からない状態です。組織内で意識を統一するには、上司自身が一貫したぶれない軸を持ち、それを日ごろから周りの社員や派遣スタッフに自らの言葉で伝えていく必要があります。

働く人の特性を生かそうとしない

 職場にはさまざまなタイプの人がいます。同じ職種でも、性格や才能によって得意な部分は異なります。嫌われる上司はこうした個人の特性を把握せず、組織の目標を達成するために発生する業務を機械的に割り振りがちです。各人の得意分野や、以前からやりたかった仕事などを把握して、的確にアサインし、社員や派遣スタッフが前向きに働ける環境を整えましょう。疲れる職場の原因は上司にあると理解し、最終的に組織目標が達成できるよう促していきましょう。

能力のピラミッドについて

 世界的に著名な経営コンサルタント、ゲイリー・ハメル氏は自著「経営は何をすべきか」のなかで、能力のピラミッドについて解説しており、「従順」「勤勉」「専門性」「主体性」「創造性」「情熱」の順で、6段階のレベルを設定しています。

レベル1:従順
毎日欠かさず出勤し、指示通りにルールや手順すべてに従うことが出来るレベル。

レベル2:勤勉
優れた成果を出すことに責任をもち働くことが出来るレベル。

レベル3:専門性
知性あるいは個人としての専門的なスキルがあるレベル。

レベル4:主体性
積極性を備えていて、課題や機会を見てすぐさま行動を起こせるレベル。

レベル5:創造性
常に挑戦する意欲を持ち、良いアイデアはないかとアンテナを張り巡らせることが出来るレベル。

レベル6:情熱
仕事に使命感をもち、社会をより良い方向に変える手段と捉えて働くことが出来るレベル。

 企業の発展にはレベル4以上の社員が必要だと言われています。私の部下の多くは真面目、勤勉で目先の業務に極めて真摯に取り組んでいますが、ほとんどがレベル2以下かも知れない、と大いに反省させられます。

 英国の経営学者リンダ・グラットンは、人生が「学び」「働き」「老後」の3段階だった時代は終わり、「学び」「探索」「自律」「多様な働き」の時代になるだろうと言っています。転職が当たり前の時代になってきていますが、上司として部下の自律や多様性を意識しながら働くことの重要性を感じます。

世の中の優れたリーダーのことば

最後に、私が感銘を受けた、優れたリーダーたちの有難いお言葉を紹介できればと思います。

楽天 三木谷社長:とにかくスピード重視バッドニュースミーティング。とにかく人に会う世界の最先端の人の意見を聞き咀嚼する。新しいことをやろうとしたら、普通じゃ出来ない。日本は出る釘は打たれる文化、それを押し除けてチャレンジしなければならない。

バッド・ニュース・ファースト』という言葉がありますが、都合の悪いニュースこそ速やかに明らかにして、その組織が真剣にその問題に取り組んでいることを示す組織文化であり、私も心に秘めて業務にあたっています。

サイバーエージェント 藤田社長:チームリーダーは、年次や実績よりも人格、人柄で選びます。器が大きく、人の力を引き出せる人物です。能力があっても下の人間をつぶしてしまう人を高く評価することはありません

JAL 稲盛和夫会長:常に明るく前向きに、そして、仕事は楽しく仕事を好きになる努力をすること。好きになる努力とは、今日よりは明日、明日よりは明後日と、次から次へと創意工夫を重ねること。

土木学会初代会長 古市公威:自分が一日休むと、日本が一日遅れます。土木技術者は『指揮者を指揮する人』、『将に将たる人』、『研究の範囲を縦横に拡張せられんこと』、『その中心に土木があることを忘れられざらんこと』 

マイケルジョーダン:失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないことは耐えられない

ゲーテ:青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。

ロシアの諺:信頼せよ、されど検証せよ。

マイクロソフト ナデラCEO:1つめは、曖昧だったり不確実だったりする状況でも明快さをもたらせる人物かどうかということです。リーダーは混沌とした状態でも、物事をはっきりと決めて指示することが求められるからです。エネルギーを生み出せる人材かどうか。これが2つめです。他人のエネルギーを奪うのではなく、周囲にエネルギーを与えたり、元気にしたりするような人材は換えると、「とにかく1歩前に出てみようとするタイプ」なのかどうかをチェックするということです。リーダーとは、制約された条件の下、多くの課題を抱えた世界で物事を進めなければならない存在です。「障害や問題が多過ぎる」なんてことは誰でも言えます。苦しい状況でも、止まらずに前進できるかどうかは、リーダーとして大切な条件です。

以上です。『リーダーの在り方』編の続編として、『部下の育成』編も気になる方は以下のリンクからどうぞ。

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皆さんの業務に少しでも参考になればうれしいです。

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